鹿追町の、畑に囲まれた自然豊かな一角に、Iさんの新しい住まいはあります。
長女の小学校入学と長男の誕生をきっかけに家を建てようと考えたご夫妻は、様々な建築会社を訪ねました。
数ある会社の中からロゴスホームを選ぶ決め手になったのは、『人』。
気さくな人柄はもちろんのこと、「お金のこと等、聞きたいと思ったことに率直に答えてくれた」ことが信頼に繋がったと言います。
実際に打ち合わせが始まってからも、例えばご主人が何気なく口にした「地図が好き」という一言から、書斎の間接照明を世界地図の柄にすることを提案するなど、Iさん達のちょっとした言動や仕草から的確なアドバイスをくれたそう。
「同じようなデザインの家は、もしかしたら他の会社でも作れたかもしれない。でも、『この人に作ってもらいたい』って思ったんです」。
迷いなく言い切ったご夫妻からは、スタッフへの深い信頼と親しみが伺えました。
家を建ててから「家に人を呼ぶことが増えた」というIさん一家。
家の至る所に、思わず人を呼びたくなる工夫が溢れています。
吹き抜けの天井に、温かみのある間接照明、シューズクロークをはじめとするたっぷりの収納、お客さんから見えにくいL字型キッチン…。
白と木目のナチュラルな雰囲気は、家全体を居心地の良い空間へと演出してくれます。
そして随所に光る遊び心。
初めて来た人はびっくりすると言うトイレはまるで異国。
リビングの間取りを最終段階で変更したことによって生じたデッドスペースには棚を設置して趣味の小物や子どもたちのおもちゃ置き場に。壁紙にもリアルな本棚の柄を使用することで、「秘密の小部屋」のような心くすぐる空間になっています。
更に注目すべきは階段の踊り場に設えられた書斎スペース。
決して広くはありませんが、先述の地図柄の間接照明と白壁に映える奥様お気に入りの絵画が、特別な空間を演出しています。
「色々な提案をいただいて、遊んでみました」と笑う、悪戯っぽい表情が印象的でした。
魅力的な要素がいっぱい詰まった家ですが、何よりもその魅力を裏付けるのは、リビングで寛ぐご家族の幸せそうな笑顔。
それは、ただの「物」としてではない、有機的な人の繋がりから生まれた、家の価値を感じさせてくれるものでした。
G. 長女と次女の部屋は、将来的に間仕切りを設置することを視野に入れた設計。