美しい運河と歴史ある街並みが広がる小樽市は、北海道でも魅力的な都市の一つです。
札幌市へのアクセスが良好で、通勤・通学にも便利な立地に加え、豊かな自然環境や新鮮な海の幸を楽しめるグルメが特徴の地域です。
本記事では、小樽市に住んでいる方や移住を検討している方に向けて、住みやすさのポイントを詳しくご紹介します。
小樽市の基本情報
小樽市の人口
小樽市の人口は約10万5254人(2024年7月末現在)です。
昭和39年(1964年)の人口をピークに年々減少が続き、生産年齢人口の減少が問題視されています。
一方で、老年人口は増加しており高齢化が進行しているため、今後も減少の傾向が続くと予測されています。
特に若年層の転出が多く、札幌市や東京圏への移動が多い傾向にあるため、子育て支援や移住支援に力を入れています。
参照元:小樽市令和6年7月末現在の世帯数及び人口
参照元:小樽市人口ビジョン(令和2年改訂版)
小樽市の気候
小樽市は、北海道の中では比較的温暖で、四季を通じて美しい自然が楽しめます。
春はまだ朝晩が冷え込み寒暖差があり、4月は気温が10.5℃から2.5℃程度で下旬から桜が咲き始めます。夏は湿度が低く、8月の気温は25.5℃から18.2℃と過ごしやすく、朝晩は涼しくなります。
秋は9月に21.7℃から13.8℃まで下がり、紅葉が見頃になります。冬は11月下旬から始まり、1月には最高気温が-0.9℃、最低気温が-6.3℃まで冷え込みます。
参照元:小樽の基本:小樽の統計・気候
小樽市の交通機関
小樽市は、観光や日常生活に便利な交通機関が充実しています。
市内の中心に位置する小樽駅からは、札幌や余市方面への鉄道が運行しており、札幌駅までは特別快速エアポートで約35分で到着します。
また、市内を走るバスも小樽駅を拠点に運行しており、主要な観光地や住宅地へのアクセスがスムーズです。
ただし、市内には公共交通機関が限られている地域もあり、特に買い物や日常の移動では車がないと不便な場所もあるため、車で移動する方も多くいます。
小樽市の魅力は?
小樽運河を中心とした観光地
小樽市の魅力は、何といっても美しい小樽運河を中心とした歴史的な街並みです。
JR小樽駅を出て正面に見える海に向かって歩けば、小樽運河に到着します。運河沿いを散策しながら、石造りの建物や美しい街灯に囲まれて、どこか懐かしい雰囲気を感じることができます。
また、堺町通りにはガラス工房や海産物店、スイーツショップが立ち並び、小樽ならではのグルメやショッピングが楽しめます。観光の締めくくりには、メルヘン交差点にあるオルゴール堂を訪れるのもおすすめです。
大型商業施設もあるため買い物には困らない
小樽市には、ウイングベイ小樽やイオン小樽店など、大型商業施設があり、買い物には困りません。
これらの施設では、映画館、ファッション、雑貨や飲食店など多彩な店舗が集まっており、一日中ショッピングを楽しめます。
また、駅周辺にはスーパーやコンビニ、ドラッグストアが充実しており、日用品や食料品の調達も楽にできます。
観光だけでなく、生活用品の買い物も便利にできるのが、小樽市の魅力の一つです。
新鮮な海産物とグルメの楽しみ
小樽市は、新鮮な海産物が手に入ることで広く知られています。
小樽三角市場は地元の漁港から直送された魚介類が豊富に並び、観光客や地元の方に人気のスポットです。
市場内には、新鮮な海鮮をその場で楽しめる食堂もあり、朝食やランチにぴったりです。また、市内には多くの寿司店や海鮮料理店があり、小樽ならではの豊かな食文化を堪能できます。
さらに、小樽は冷涼な気候と美味しい水に恵まれており、歴史ある日本酒の蔵元やワイン、ビールの醸造所も点在しています。
これらの地元特産のお酒は、食事とともに楽しむことができ、小樽での生活をさらに魅力的にしてくれます。
札幌へアクセスしやすい
小樽市は札幌市へのアクセスが非常に便利です。
JR小樽駅から札幌駅までは特別快速エアポートで約35分と通勤や通学にも適しています。
電車の本数も多く、朝夕のラッシュ時でも比較的スムーズに移動できます。
小樽市の支援制度
子育て支援
・こども医療費助成制度
小樽市は、子育て世帯を支援するために「こども医療費助成制度」があります。
この制度は、18歳以下の子どもを対象に、医療機関での自己負担額を大幅に軽減するものです。
令和6年8月からは、中学生や高校生も含めた全ての子どもの自己負担が、世帯の課税状況や入院・通院に関わらず、初診時の一部負担金のみとなります。
さらに、新たに対象となる方は、申請を行うことで受給者証が発行され、医療費助成を受けられます。
こども医療費助成制度により、小樽市の子育て環境がより充実し、安心して医療サービスを利用できるようになります。
参照元:こども医療費助成制度
・児童手当
児童手当は、子育て支援を目的とした制度です。
2024年10月からの拡充により、支給対象児童の年齢が高校生年代(18歳到達後の年度末まで)に延長され、所得制限が撤廃されます。
また、第3子以降の手当額が月額3万円に増額され、対象年齢も22歳到達後の年度末まで延長されます。支給回数も年3回から年6回に変更され、支給タイミングが増えます。
改正により、より多くの家庭が児童手当を受けられるようになり、子育て支援が強化されます。
移住支援
・北海道【UIJターン新規就業支援事業】
東京圏からのU・I・Jターンによる新規就業を促進するため、「UIJターン新規就業支援事業」を実施しています。
対象要件を満たし小樽市に移住した場合、「単身での移住の場合、最大60万円」、「世帯での移住の場合、最大100万円」の移住支援金の給付を受けられます。
参照元:移住支援金について
住宅支援
・移住・定住促進住宅取得費等補助金
小樽市では、市外からの転入者や三世代同居・近居を始める世帯を対象に、「移住・定住促進住宅取得費等補助金」を提供しています。
この補助金は、中古住宅の購入や増改築・リフォームにかかる経費の一部を補助するものです。18歳未満の子どもがいる場合、補助額が加算され、補助を受けることができます。
また、【フラット35】地域連携型を利用することで、借入当初10年間、年0.25%の金利引き下げを受けることができるため、移住者にとって非常に魅力的な補助金となっています。
・住宅エコリフォーム助成制度
小樽市では、市内の環境負荷の低減と空き家の有効活用を目的として「住宅エコリフォーム助成制度」を実施しています。
この制度では、断熱改修や省エネ型設備機器の導入など、住宅の省エネ改修を行う際、工事費用の一部を助成します。
申請は先着順で受け付けられ、予算に達した時点で終了となりますので、早めの手続きが推奨されます。
参照元:住宅エコリフォーム助成制度
小樽市で家を建てるならロゴスホーム
ロゴスホームは、高品質・高性能な住まいを適正価格で提供するハウスメーカーです。
北海道の寒いエリアでも家の中では半袖でいられるほど暖かく高性能な住宅を、「北海道で働く誰もが手に届く価格設定」でお届けします。
小樽市で家を建てることを検討している方は、ぜひロゴスホームまでお気軽にご相談ください。
まとめ
小樽市は、美しい自然と歴史ある街並みが共存する住みやすい街です。
札幌市へのアクセスも良好で、通勤・通学にも便利な立地が魅力です。市内にはウイングベイ小樽やイオン小樽店などの大型商業施設があり、生活に必要な買い物も便利です。
また、新鮮な海産物を楽しめる市場や豊富なグルメも小樽市ならではの魅力です。さらに、小樽市は子育て支援や移住支援などの制度が充実しており、家族連れにも安心して暮らせる環境が整っています。
ぜひ一度、小樽市に訪れてみてはいかがでしょうか。