釧路市の住みやすさは?市内の魅力や移住・住宅支援制度について解説

釧路市は、夏の涼しさと雪の少なさが特徴的な住みやすい街です。

豊かな自然環境に恵まれ、釧路市内から車で30分ほど走ると湿原の景色を楽しめます。子育て環境も充実しており、待機児童問題がなく多くの屋内外施設があります。

一方で、公共交通機関の本数が少なく車の所有が推奨されます。また、求人数や職の選択肢が都会と比べて限られている点には注意が必要です。

総合的に見ると、自然を楽しみながらゆったりとした生活を送りたい方や子育て世帯にとっては魅力的な街といえます。

釧路市の基本情報

釧路市の人口

釧路市の人口は2024年5月現在で15万5806人です。1980年の22万7234人をピークに年々減少しています。

そんな人口減少の対策として、釧路市UIJターン就職マッチングによる就職支援や移住者に対する支援制度、子育て支援などさまざまな支援を行っているのが特徴です。

また、将来推計によると、2040年には釧路市の人口が10万6088人になると指摘されています。

人口減少に対応するため、釧路市は「まち・ひと・しごと創生総合戦略」を策定し、雇用創出や女性の活躍支援、定住促進などの施策を実施しています。

参照元:釧路市公式サイト・住民基本台帳人口
参照元:釧路市公式サイト・釧路市の人口分析と将来推計
参照元:釧路市公式サイト・第2期釧路市まち・ひと・しごと創生総合戦略の策定

釧路市の気候

釧路市の気候は、夏の涼しさと冬の厳しさが特徴です。夏場の平均気温は18℃前後で、真夏でも30℃を超えることはほとんどなく心地よい気候です。

一方、冬は寒さが厳しく、特に内陸部では氷点下20℃を下回ることもありますが、釧路市全体の平均最低気温としては氷点下10℃前後です。北海道の中では積雪が少ない地域として知られています。

また、スギやヒノキが自生しておらず、花粉の飛沫がないと言われているため、花粉症の方は生活しやすいかもしれません。ですが、シラカバ等の花粉は微量ですが飛散するので、少し注意しましょう。

参照元:釧路市公式サイト・釧路市の概況
参照元:花粉ゼロの くしろで 快適生活! – 釧路市

釧路市の交通機関

釧路市の交通機関は、JR北海道の釧路駅を中心に整備されています。市内ではバスが主要な交通手段であり、釧路湿原や阿寒湖へのアクセスもできます。他の都市である札幌や帯広へは、電車やバスで移動できます。

また、たんちょう釧路空港からは東京や大阪への直行便が運航しており、他地方からのアクセスも便利です。

ただし、車がないと不便な場合も多いため、自家用車の利用が一般的です。移住に際して、運転免許が無い方は、先に取得しておくと良いかもしれません。

釧路市のエリア別の魅力・特徴

釧路エリア

釧路エリアは、北海道東部の都市として知られています。そのため、教育機関や医療施設も充実しているため、生活しやすいでしょう。

市中心部には、和商市場や釧路フィッシャーマンズワーフMOOなど、地元の新鮮な海産物を楽しめるスポットが多数あるのが魅力です。

また、釧路港の美しい夕日は「世界三大夕日」の一つとして有名で、訪れる人に感動を与えています。のんびりと過ごしたい時におすすめのスポットです。

阿寒湖エリア

阿寒湖エリアは、釧路市の北部に位置し、自然の美しさと温泉地としての魅力を併せ持つ観光地です。

阿寒湖は透明度の高い湖水と、特別天然記念物に指定されているマリモで有名です。

湖畔には、阿寒湖アイヌコタンがあり、アイヌ文化を身近に感じられるスポットとして人気があります。

このエリアは、季節ごとに変化する景観が楽しめる自然豊かな場所。

夏はカヌーや釣り、キャンプ、秋は紅葉、冬はスキーやワカサギ釣りなど、季節ごとのアクティビティが豊富です。

特に冬の阿寒湖では、氷上でのイベントやアクティビティが多く開催されます。

さらに、阿寒湖温泉には多くの温泉宿が立ち並び、疲れた体を癒すのに適した環境が整っています。

露天風呂では、季節の移ろいを感じながら、静かでリラックスした時間を過ごすことができます。

阿寒湖エリアは、自然と文化、温泉の魅力を存分に味わえる、釧路市の中でも特に人気の高いエリアです。

阿寒丹頂の里エリア

阿寒丹頂の里エリアは、釧路市の自然と文化を満喫できる特別な場所です。

天然記念物であるタンチョウが生息する地域として有名で、「丹頂鶴自然公園」があり、タンチョウを間近で観察できるほか、飼育されているタンチョウの保護活動も行われています。

阿寒丹頂の里は、自然の美しさを体感できるエリアです。

周辺には温泉施設が点在しているため、観光だけでなく、日常のリフレッシュにも良い場所です。

釧路市中心部からのアクセスも良く、四季折々の風景を楽しむことができる阿寒丹頂の里エリアは、自然の魅力が溢れたエリアです。

音別エリア

音別エリアは、釧路市の南西部に位置する静かな地域です。

人口約1,500人の小さな町で、自然環境が豊かで、川釣りや撮り鉄などが楽しめるスポットが多くあります。

特産品として有名なのは、約2mまで成長する瑞々しい蕗です。

毎年6月に開催される「北のビーナス蕗まつり」では、生蕗の即売会が行われ、観光客にも人気です。

さらに、蕗の皮を利用した和紙「富貴紙」も特産品として注目されています。

音別の魅力を存分に楽しめる「ルート38音別館 おんぽーと」では、地元特産品の購入や富貴紙づくりの体験ができます。

参照元:釧路・阿寒湖観光公式サイト隠れた秘境?知られざる音別の魅力!!

釧路市の支援制度

移住支援

釧路市は、移住希望者に対する支援が充実しています。

北海道体験移住「ちょっと暮らし」は、短期間の滞在を通じて北海道の魅力を伝えようと言う制度です。

釧路は、「ちょっと暮らし」の令和4年度実績において12年連続で道内人気1位を誇ります。

また、移住者向けの就職支援も充実しており、地元企業とのマッチングや職業訓練などが提供されています。

さらに、釧路市は自然豊かな環境や四季折々の美しい景色が楽しめるため、移住先として人気です。

参照元:釧路市公式サイト・そもそもくしろってどんなまち?

子育て支援

釧路市は、子育て支援が充実していることで知られています。

地域子育て力推進事業「せわずき・せわやき隊」は、地域住民が協力して子どもたちを見守り、親の相談にも応じるボランティア団体です。

また、道内特典制度「どさんこ・子育て特典制度」では、協賛店舗でさまざまな特典が用意されています。

釧路は公園だけでなく、屋内施設も豊富です。子育て世代にとって、足を運べる場所が多いのは、良い環境と言えるでしょう。北海道の雄大な自然に触れられるのも魅力です。

参照元:釧路市公式サイト・子育て支援

住宅支援

釧路市では、住宅支援制度が充実しています。

特に注目すべきは「住宅省エネ2024キャンペーン」と「釧路市住宅エコリフォーム補助制度」です。住宅省エネ2024キャンペーンは、断熱改修や高効率給湯器の導入を支援し、家庭の省エネ化を促進します。

一方、釧路市住宅エコリフォーム補助制度は、市民が省エネ改修やバリアフリー改修を行う際に、改修費用の一部を補助します。

これらの制度を利用することで、経済的な負担を軽くし、環境に配慮した住まいを持つことができます。新築やリフォームを検討中の方は、ぜひこれらの支援制度をご利用ください。

参照元:釧路市公式サイト・【3月29日受付開始】住宅省エネ2024キャンペーンをご活用ください!
参照元:釧路市公式サイト・釧路市住宅エコリフォーム補助制度

釧路市で家を建てるならロゴスホーム

ロゴスホームは、高品質・高性能な住まいを適正価格で提供するハウスメーカーです。

北海道の寒いエリアでも家の中では半袖で平気なほど暖かく高性能な住宅を、「北海道で働く誰もが手に届く価格設定」でお届けします。

釧路市で家を建てることを検討している方は、ぜひロゴスホームまでお気軽にご相談ください。

公開中のモデルハウス情報はこちら

ロゴスホームへお問い合わせ

まとめ

釧路市は、自然豊かな環境と都市の利便性を兼ね備えた住みやすい地域です。

以下に、釧路市の魅力と住みやすさをまとめました。

■自然の美しさ
・阿寒湖など自然豊かで四季折々の景観が楽しめる。
・世界三大夕日の一つとされる釧路港の美しい夕日。

■エリア別の魅力
・釧路エリア:和商市場や釧路フィッシャーマンズワーフMOOなどが有名。
・阿寒湖エリア:阿寒湖やアイヌコタン、温泉宿がある。
・阿寒丹頂の里エリア:丹頂鶴自然公園でタンチョウ観察ができる。
・音別エリア:小さな町で特産品の蕗や和紙「富貴紙」が有名。

■支援制度の充実
・移住支援:ちょっと暮らし制度、UIJターン就職マッチング。
・子育て支援:せわずき・せわやき隊、どさんこ・子育て特典制度。
・住宅支援:住宅省エネ2024キャンペーン、釧路市住宅エコリフォーム補助制度。

釧路市は、豊かな自然と充実した支援制度が揃っており、住みやすさを実感できる地域です。

ぜひ一度、釧路市の魅力を体験してみてください。

関連記事:北海道の住みやすさは?10都市の魅力を徹底解説