スマートホームについて詳しく解説!家づくりに導入するメリットは?

近年、注目を集める「スマートホーム」。スマートフォンや音声アシスタントで家電をコントロールし、日常生活をより便利にする仕組みです。

家事の自動化や省エネ、セキュリティ強化など、さまざまな機能があります。興味はあるけど、実際にどんなことができるのか知りたいと感じている方も多いでしょう。

本記事では、スマートホームの基本的な仕組みや導入のメリット、注意点について詳しく解説します。

スマートホームとは

スマートホームとは、家の中の家電製品や住宅設備をインターネットでつなぎ、遠隔操作や自動化を実現する住宅のことです。

IoT(モノのインターネット)技術を活用し、スマートフォンやタブレット、音声アシスタントを使って家電をコントロールできます。

例えば、エアコンや照明のオンオフ、カーテンの開閉、玄関ドアの施錠・解錠などがリモートで対応可能です。

BENRI LIFE(ベンリライフ)の男女10,488人のアンケートによると、スマートホーム家電の認知率は2023年時点で73.6%。一方で利用した経験は10.9%にとどまっていることがわかりました。

今後、日本でも少しずつスマートホームの導入が進み、新築住宅ではスマートホーム化を前提に設計されることも多くなることが考えられます。

参照元:【スマートホーム家電の認知率・利用動向】10,488人アンケート調査|日本のスマートホーム市場の動向レポートを発行

スマートホームを導入するメリット

家事の負担が減る

スマートホームを導入する大きなメリットの一つは、家事の負担が軽減される点です。

スマートスピーカーやスマートフォンを使って、音声や遠隔操作で家電をコントロールできるため、家事の手助けになります。

例えば、ロボット掃除機が自動で掃除をしてくれるため、手動で掃除する手間が省けます。

また、スマートスピーカーを使って家電を音声で操作すれば、エアコンや照明のスイッチに触れる必要もありません。

調理中や掃除中でも声一つで家事を進められるため、手を止めずに操作ができます。

さらに、洗濯機やエアコンの稼働をスマホで遠隔操作できるため、外出中でも家事を進めることができ、忙しい日常生活の中で家事の効率化が図れます。

セキュリティ強化になる

スマートホームはセキュリティの強化にも大きく貢献します。

例えば、スマートロックを導入すれば、スマートフォンで玄関の鍵の施錠・解錠が可能となり、鍵の閉め忘れや紛失のリスクが減少します。

また、外出先から遠隔で確認できるため、不在時でも安心です。監視カメラやセンサーと連携することで、外部からの不審な動きを検知し、リアルタイムで通知を受け取ることができます。

万が一の侵入や異常が発生した際にも、素早く対応が可能になり、家族の安全を守ることができます。

省エネにつながる

スマートホームの導入は、効率的なエネルギー管理により、省エネ効果をもたらします。

例えば、スマート電球やエアコンは、時間帯や天候に合わせて自動でオン・オフの切り替えができます。人感センサー付きの照明は、必要な時だけ点灯し、不要な電力消費を抑えます。

また、外出中に消し忘れた家電をスマホから遠隔で操作し、電力の無駄を防ぐこともできます。

さらに、エネルギー消費を可視化する「HEMS」を利用すれば、家庭全体の電力使用状況を把握し、省エネ対策につながります。

HEMSについて

HEMS(Home Energy Management System)は、家庭内のエネルギー使用状況を可視化するシステムです。

空調や照明、家電製品など最適な運用を促すもので、無駄なエネルギー消費を抑えることができ、環境にも優しい暮らしが実現します。

また、HEMSを使用している世帯は全国で2.5%です。戸建住宅に住む世帯では3.7%、集合住宅に住む世帯は1.2%となっています。

参照元:家庭部門のCO2排出実態統計調査 家庭のエネルギー事情を知る・環境省

スマートホームの具体例

・スマートロック
スマートフォンやタブレットを使って玄関の鍵を遠隔操作できるシステムです。
外出先からも施錠・解錠が可能で、鍵の紛失や締め忘れの心配がなくなります。

・スマート電球
Wi-FiやBluetoothで接続するスマート電球は、スマートフォンや音声アシスタントで明るさや色を調整でき、タイマー機能も搭載。省エネ効果も期待できます。

・ロボット掃除機
自動で部屋を掃除し、スマホで操作やスケジュール設定が可能です。
水拭きができる機能などもあり、部屋の隅々まで効率的に清掃でき家事の負担を軽減します。

・スマートスピーカー
音声認識技術を活用したAI(人工知能)搭載のスピーカーで、音声指示に従って様々な機能を実行するデバイスです。
「音楽を再生して」「天気を教えて」「明日の予定を確認して」といった指示を音声で行うだけで、スピーカーが対応してくれます。
対応しているスマート家電と連携して、自宅の家電管理を一元化できます。

・スマート冷蔵庫
一部のモデルでは、内蔵カメラで食材を自動認識し、在庫管理を行う機能があります。
庫内の食材をスマホで確認できる機能や、賞味期限管理、レシピ提案などの機能が搭載されています。
食材の無駄を減らし、効率的な食生活をサポートします。

導入する際の注意点

初期コスト

スマートホームの導入には、初期コストがかかります。

スマート家電やIoT機器は、通常の家電に比べて高価で、専用デバイスやハブ、センサー類を揃えると、費用がかさむことがあります。

また、設置や設定に専門知識が必要な場合、追加で設置費用やメンテナンス費が発生することもあります。導入前にコストをしっかりと見積もり、予算内で計画を立てましょう。

各機器の互換性

スマートホームを導入する際には、各機器の互換性に注意しましょう。

メーカーや製品ごとに異なる規格を採用している場合があり、すべてのデバイスが同じアプリや音声アシスタントで連携できないこともあります。

そのため、購入前にスマートホームの互換性を確認して、今使っているデバイスに連携できるかを確かめましょう。

インターネット環境

スマートホームを快適に運用するには、安定したインターネット環境が必要です。

スマートデバイスはインターネットに接続して操作するため、Wi-Fiの通信速度や電波範囲が不十分だと、動作が遅くなったり、接続が切れることがあります。

特に、広い家や多くのデバイスを使う場合は、高速で安定したWi-Fi環境を整えましょう。

コンセントの数

スマートホームを導入する際、家電やデバイスの数が増えるため、ある程度のコンセントの数が必要です。

スマート家電やIoT機器は、電源が必要なものが多いため、コンセントの数が不足するとスムーズに設置できません。

また、部屋のレイアウトによっては延長コードが必要になることもあります。

スマート機器を導入する前に、コンセントの配置や数を確認し、必要に応じて追加の設置を検討しましょう。

スマートホームを安全に使うためのポイント

セキュリティ対策

スマートホームを安全に利用するためには、セキュリティ対策が重要です。

スマートデバイスはインターネットに接続されるため、ハッキングや不正アクセスのリスクがあります。

強力なパスワードの設定や定期的なパスワード変更、ファームウェアのアップデートを怠らないようにしましょう。

また、ルーターやスマート家電にセキュリティ機能がある場合は、暗号化通信や不正アクセス防止機能を有効にしてセキュリティ対策を強化しましょう。

デバイスの適切な設定

スマートホームのデバイスを安全に使用するためには、適切な設定を行いましょう。

初期設定のまま使用すると、セキュリティリスクが高まることがあります。

まず、デフォルトのパスワードを必ず変更し、複雑で推測されにくいものに設定しましょう。

また、使用しない機能やアクセス権限を最小限に抑えることで、不正アクセスのリスクを抑えられます。

さらに、リモートアクセスを許可する場合には、二段階認証などの追加セキュリティ機能を活用することも有効です。

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まとめ

スマートホームは、家事の効率化やセキュリティ強化、省エネ効果など、日常生活をより便利で快適にしてくれる技術です。

導入には初期コストやインターネット環境の整備が必要ですが、生活の質を向上させる大きなメリットがあります。

また、セキュリティ対策や適切なデバイス設定を行い、安全性を保ちながら活用することが大切です。

生活スタイルに合ったスマートホームを検討してみてはいかがでしょうか?