注文住宅を建てるとき子ども部屋の設計はどうする?部屋づくりのポイントを解説

注文住宅を検討する際、子育て世代にとって子ども部屋の設計は悩みどころのひとつでしょう。

子ども部屋はいつから必要なのか?広さはどのくらいがいいのか?子どもの成長に合わせた広さやレイアウトを考え、将来にわたって快適に過ごせる部屋づくりをするためにはどうしたらよいのでしょうか。

本記事では、子ども部屋の必要性やメリット、設計時の注意点について解説。子どもが自立する過程をサポートし、成長後も無駄なく活用できる部屋づくりのアイデアを紹介します。

子ども部屋はいつから必要?

年齢や人数で子ども部屋を考える

子ども部屋が必要になるタイミングは家庭ごとに異なりますが、小学校に上がるタイミング一番多く、全体の51.4%と過半数を占めています。

低学年のうちはリビングで過ごすことが多く、親と一緒に勉強や遊びをする家庭が多いでしょう。

成長に伴い、一人で寝られるようになったり、一人の時間を過ごしたり、勉強に集中するためにも個室が必要になることが増えます。

また、兄弟姉妹の人数や年齢によっても部屋割りを工夫する必要があります。それぞれの家庭ごとのタイミングで決めましょう。

部屋タイプ割合
一人部屋46%
きょうだい部屋31%
与えていない22%

参照元:Benesse教育情報サイトメンバーへのアンケート結果

子ども部屋を作るメリット

子どもの持ち物を整理しやすい

子ども部屋を作ることで、子どもの持ち物を整理するスペースを確保できます。

おもちゃや学用品、衣類などは成長とともに増えていきますが、子ども部屋があればそれらを収納することが可能です。

リビングや共有スペースが散らかることを防ぎ、家庭全体の整理整頓がしやすくなります。

また、子ども自身が自分の物を管理する習慣が身につくため、自立心を育てるきっかけにもつながります。

子どもが自立するきっかけとなる

子ども部屋を持つことは、子どもの自立心を育てる大きなきっかけとなります。

自分だけの空間が与えられることで、物の管理や整理整頓、学習の習慣づけが促されます。

また、生活の中で親に頼ることなく自分で考え、行動する機会が増えるため、自立心が自然と育まれます。

子どもが成長するにつれ、家族との距離感やプライバシーを気にする時期が訪れるため、子ども部屋が成長を支える役割を果たします。

子どものプライバシーの確保

子ども部屋を設けることで、子どものプライバシーを守ることができます。思春期になると、家族と適度な距離を保つことが多いでしょう。

自分だけの空間を持つことで、リラックスした時間を過ごすことができ、心の成長にもつながります。

また、家族間でトラブルを避け、互いに快適な距離感を保てる環境を整えることができます。

プライバシーの確保と家族とのコミュニケーションのバランスを取ることが大切です。

子ども部屋、設計時のポイント

広さと間取り(広さ4.5畳~8畳が目安)

子ども部屋の広さは、一般的に4.5畳から8畳が目安とされています。

4.5畳はコンパクトで、ベッドと机を配置するには必要十分なスペースになりますが、8畳あればさらに余裕ができ、収納や遊び場を十分に確保できます。

また、成長に合わせてレイアウトを変えられるよう、仕切りを追加できる設計にするなど、柔軟な間取り計画を考えることがポイントです。

学習環境の整備

子ども部屋には、学習環境をしっかり整えることは大切です。

机や椅子の配置に加え、十分な明るさのある照明を選ぶことで、集中力が高まります。

また、コンセントの配置も考慮し、パソコンや電子機器を使う際の利便性を確保しましょう。

壁にはホワイトボードや掲示板を設置することで、学習の効率を上げる工夫もできます。

機能的な収納計画

子ども部屋には、成長に合わせた機能的な収納が欠かせません。

おもちゃや学用品、衣類など、年齢とともに必要な収納スペースが変化するため柔軟に対応できる収納を設置しましょう。

クローゼットや棚の配置を工夫し、取り出しやすく整理しやすい環境を整えることがポイントです。

収納家具の選び方次第で、部屋全体を広く使うことができ、快適な空間づくりを目指せます。

将来を見据えた子ども部屋づくり

仕切りを設けて子ども部屋を確保する

将来の変化に対応できる子ども部屋を作るためには、仕切りを活用した設計がおすすめです。

最初は広めの1部屋として使い、子どもが成長したら、間仕切りを追加して2部屋に分ける方法もあります。

このような成長に合わせて変更できる間取りにすることで、兄弟姉妹が増えた際や子どもが自立して部屋を持ちたいと感じる時期に対応できます。

可動式の仕切りや家具を利用することで、工事を必要とせずに部屋を分けたり広げたりすることができます。

子どもが巣立った時のことも考えておく

子どもが成長し巣立った後、空いた子ども部屋をどのように活用するかも考えておきましょう。

例えば、趣味の部屋や書斎、ゲストルームに変更できるよう、設計段階からシンプルな間取りにしておくと多用途に活用できます。

また、子どもが帰省した際に使えるようにベッドを残したり、収納スペースを確保しておくと、部屋が無駄にならないでしょう。

長期的な視点で、家族の成長に合わせた柔軟な空間づくりを考えておくことが大切です。

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まとめ

子ども部屋の設計は、家族の成長やライフスタイルの変化に合わせて柔軟に対応しましょう。

広さや間取り、収納、学習環境の整備はもちろん、将来の子どもの独立後を見据えた活用方法を考えておくことで、長く快適に暮らせる住まいになります。

間仕切りを活用した空間づくりや子どもが巣立った後の部屋の活用も視野に入れた設計がポイントです。