戸建ての修繕周期を徹底解説|費用相場とメンテナンスのポイント

戸建て住宅は、長く快適に住み続けるために定期的な修繕とメンテナンスが欠かせません。

建物の各部位にはそれぞれ適切な修繕周期があり、これを把握して計画的に対応することで、快適に住み続けるだけでなく、建物の寿命を延ばし資産価値を維持することができます。

本記事では、戸建て住宅の修繕が必要な理由、部位別の修繕周期と費用相場、経年別の主な修繕ポイント、修繕費用を抑えるためのポイント、そしてロゴスホームのメンテナンス対策について詳しく解説します。

戸建て住宅の修繕が必要な理由

建物の耐久性の低下

建物は時間の経過とともに、風雨や紫外線などの自然環境の影響を受け、劣化が進行します。特に屋根や外壁は直接外気にさらされるため、定期的な点検と修繕が必要です。

こうした部位の劣化が進むと、雨漏りや構造体の腐食など深刻な問題に発展する可能性があります。早期対応と修繕により、建物の耐久性を長期にわたって維持することができます。

居住性や快適性の悪化

内装や設備機器も経年劣化により機能低下や故障が生じ、居住性や快適性が損なわれることがあります。

例えば、給湯器の故障やフローリングの傷みは、日常生活に直接影響を及ぼします。修繕や交換を行うことで、快適な生活環境を維持できます。

資産価値が下がる

建物のメンテナンス不足は、見た目の印象悪化だけでなく構造的な問題にもつながり、将来的な売却時に資産価値が大きく下がるリスクがあります。

定期的なメンテナンスは、建物の美観と機能を保ち、資産価値の維持・向上につながります。

場所別の修繕周期と費用相場

アットホームの「2023年『一戸建て修繕』の実態調査」によると、一戸建ての修繕費用は木造や鉄筋など問わず平均で615.1万円となっています。

この調査結果を踏まえ、以下に主要な部位別の修繕周期と費用相場をまとめました。

参照元:2023年『一戸建て修繕』の実態調査|アットホーム

屋根

・点検周期:1年に1回
・修繕周期:15~20年
・費用相場:80~150万円(材質や面積により変動)
・主な症状:瓦のズレ、割れ、苔の発生
・メンテナンスポイント:定期的な点検と清掃、雨漏りの早期発見

外壁

・点検周期: 1年に1回
・修繕周期: 10~15年
・費用相場: 100~150万円
・主な症状: ヒビ割れ、塗装の剥がれ、カビの発生
・メンテナンスポイント: 塗り替えのタイミングを見極める

内装壁・天井

・修繕周期:10~15年
・費用相場:2~7万円(20平米あたり)
・主な症状:壁紙の剥がれ、汚れ、変色
・メンテナンスポイント:換気、結露防止

給湯器

修繕周期: 約10年
費用相場: 3~16万円
主な症状: お湯が出ない、異音がする
メンテナンスポイント: 適切なメンテナンスと定期的な点検

フローリング(床)

・点検周期: 1年に1回(傷や剥がれがないか確認)
・修繕周期: 都度
・費用相場: 1万円~(面積や使用する素材によって変動)
・主な症状: 割れ、キズ、浮き、色あせ
・メンテナンスポイント: 定期的にワックスがけを行う、家具の移動時にはフェルトパッドを貼るなど

参照元:住宅産業協議会

経年別の主な修繕ポイント

ここでは築年数ごとに分類して修繕が多いも、チェックする箇所をまとめて紹介します。

築5年以内

  • 外壁のクラックチェック(ひび割れ)
  • 屋根の点検
  • 設備機器の動作確認
  • 建具の調整

築10年目

  • 屋根の再塗装またはシーリングの打ち替え
  • 外壁の塗装またはタイルの洗浄
  • バルコニーの防水工事
  • 建具や外部ドアの点検と補修

築15年目

  • 屋根の再塗装や補修
  • 外壁のシーリング補修や目地の打ち替え
  • バルコニーの防水層の更新
  • 設備機器(給湯器や配管)の点検と交換検討
  • 室内フローリングのワックスがけや軽微な補修

築20年目

  • 屋根の葺き替えまたは塗装の再施工
  • 外壁の塗装とタイルの洗浄・交換
  • バルコニーの防水層再施工または補修
  • 室内設備や配管の交換(給水管、排水管など)
  • 室内壁紙の貼り替え

築25~30年目

  • 屋根の全面リニューアル(材質によっては葺き替え)
  • 外壁の全面再塗装や外装材の交換
  • バルコニーの防水工事または全面改修
  • 給湯器や水回り設備の全面交換
  • 室内床やフローリングの貼り替え

築35年目以降

  • 屋根、外壁、バルコニーのメンテナンスを再度実施
  • 建物全体の構造体や基礎部分の点検と補修
  • 必要に応じて新しい設備や素材の導入を検討

修繕費用を抑えるためのポイント

定期的な点検と早期発見

戸建て住宅の修繕費用を抑えるためには、定期的な点検と早期の発見が重要です。

例えば、外壁や屋根に小さなひび割れや傷みが見つかれば、早期に修理することで大規模な修繕が必要になるのを防ぐことができます。

建物の劣化は放置すると悪化し、最終的に高額な修繕費用がかかる可能性があるため、年に一度は点検を行うことを推奨します。専門業者に依頼することで、見落としがちな問題も適切に見つけ出せるでしょう。

適切な日常メンテナンス

日常的なメンテナンスを行うことで、建物の劣化を防ぐことができます。外壁の洗浄や屋根の苔の除去など、見た目だけでなく耐久性を維持するための作業は重要です。

また、内部の換気を適切に行うことで、湿気が溜まりやすい場所のカビや腐食を防ぐことができます。給湯器などの設備についても、使用説明書に基づいた日常的なメンテナンスを行いましょう。

複数の見積もり取得

修繕やリフォームを計画する際には、複数の業者から見積もりを取得することが費用を抑える上で効果的です。業者ごとに価格は異なるため、最低でも3社から見積もりを取り、費用や作業内容を比較しましょう。

また、相見積もりを取ることで不必要な作業の提案を避けることもできます。選定時には、価格だけでなく、業者の信頼性や過去の実績、保証内容も考慮して慎重に判断することが重要です。

ロゴスホームのメンテナンス対策

ロゴスホームでは、長期にわたる安心のメンテナンスを提供するため、以下のような対策を行っています。

・長期保証制度:施工後も長期間にわたって保証する制度を設けており、安心して住み続けられるサポートを提供
・安心のサポートシステム:点検やメンテナンスを定期的に行い、問題が発生する前に未然に防ぐ体制
・設備保証について:給湯器や配管などの主要設備に対して保証を設けており、万が一のトラブルにも迅速に対応可能

参照元:点検・保証|ロゴスホーム

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ロゴスホームは、北海道・東北・関東エリアにおいて、耐久性と快適性を兼ね備えた家づくりを提供する住宅メーカーです

寒冷地仕様の高気密・高断熱住宅で、冬の寒さも心地よく過ごせる住まいを実現しています。

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まとめ

戸建て住宅は、適切なメンテナンスと修繕を行うことで、その価値と快適さを長期間維持することができます。

各部位の修繕周期を理解し、計画的に対応することが、将来の高額な修繕費用を抑えるポイントとなります。

効果的な修繕のためには、以下の3点が重要です。

  1. 定期的な点検による早期発見
  2. 適切な日常メンテナンス
  3. 複数業者からの見積もり取得と比較検討

ロゴスホームでは、充実した長期保証制度とアフターサポート体制を通じて、お客様の大切な住まいを長期にわたってサポートしています。建築後も安心して暮らせる環境づくりに努めております。