モデルハウスとは!見学でわかること&購入できるって本当?

家づくりを考え始めたとき、「そもそもどんな家がいいのか」「どこから情報を集めたらいいのか」と迷うことも多いはず。
そんな時に役立つのが、実際の住宅をリアルに体感できる「モデルハウス」です。


図面や写真だけではわからなかった、空間の広さや動線を感じられるため、理想の住まいのイメージがよりはっきり見えてきます。
本記事ではモデルハウスの意味や建売住宅との違い、見学のポイント、購入するメリットやデメリットを紹介します。

そもそも、モデルハウスとは?

モデルハウスとは、実際の住宅を購入する前に間取りや設備、内装の雰囲気などを体感できるように建てられた「見学用のサンプル住宅」のことです。
住宅展示場に建てられているケースが多く、複数のハウスメーカーのモデルハウスを一度に比較できるのが特徴。


また、分譲住宅地の一角に1棟だけモデルハウスとして公開されているパターンもあります。
実際の生活をイメージしやすいように、家具や照明などがコーディネートされているため、間取り図やカタログだけではわからないリアルな暮らしを想像できるのがメリット。
これから家づくりを考えている人にとって、住まいの参考になる情報がたくさん詰まっています。

建売住宅との違いは?

モデルハウスと建売住宅は、どちらも「すでに建てられている家」を見て購入する点では似ていますが、役割や建てられる目的が大きく異なります。

モデルハウスは、あくまでも「見学用のサンプル住宅」として建てられたもの。
ハウスメーカーが自社の技術やデザインの良さをアピールするために、少しグレードの高い設備や内装が使われていることが多いです。
展示が終わった後に販売されることもありますが、当初から販売を目的にしているわけではありません。


一方で、建売住宅(分譲住宅)は「販売を目的として建てられた住宅」。
土地と建物がセットで販売されていて、購入すればそのまま住める実用性の高い住宅です。
設備や内装はコストや需要を意識して選ばれているため、モデルハウスに比べると仕様がシンプルな場合もあります。

モデルハウスは購入できるって本当?

「モデルハウスって見学するだけじゃないの?」と思うかもしれませんが、実は一定期間の展示が終わったタイミングで、一般向けに販売されるケースもあります。


特に分譲地に建てられているモデルハウスは、周辺の住宅とあわせて販売されることが多く、条件が合えばそのまま購入して住むことも可能です。


ただし、すべてのモデルハウスが販売対象になるわけではなく、住宅展示場内の建物は「展示専用」であることもあるので、購入できるかどうかは事前に確認が必要です。

モデルハウスを購入するメリット

新築物件よりも割安

モデルハウスは、見学用として一定期間使われた後に販売されるため、まったく未使用の新築よりも価格が抑えられているケースが多くあります。


同じハウスメーカーの注文住宅を建てるよりも、数百万円単位で費用が下がることもあり、コストを抑えたい人には魅力的な選択肢です。

見学して納得した上で購入できる

すでに完成している家を実際に見てから購入できるのも、モデルハウスならではのメリット。
図面だけではわからない日当たりや広さ、動線などを体感し、「この家に住みたい」と納得してから決められる安心感があります。

家具や設備がそのままついてくる

モデルハウスには、インテリアコーディネーターが選んだ家具やカーテン、照明などが設置されていることが多く、それらがそのまま付属して販売される場合があります。

グレードの高いキッチンや浴室、エアコンなどの設備が最初からついていることもあり、追加費用を抑えられるのもポイントです。

すぐに入居できる

すでに完成している建物なので、手続きが終わればすぐに入居できるのもメリットです。
注文住宅のように「完成まで数か月待つ」といった期間がないため、早めに住まいを決めたい人にはぴったりです。

モデルハウスを購入するデメリット

新築ではなく中古物件扱い

モデルハウスは新品のように見えますが、法的には「中古住宅(既存住宅)」として扱われることが多いです。
これは、建物の完成から1年以上経っている場合や、見学用に使用された履歴がある場合など、一定の条件を満たすと「新築」ではなくなるため。


そのため、住宅ローン減税や補助金などの制度が、新築と異なる点には注意が必要です。
「新築同様」と思っていても、制度上は“中古”という扱いになることもあるので、気になる人は購入前に必ず確認しておきましょう。

間取りや仕様を自由に決められない

モデルハウスは、注文住宅のように「リビングを広くしたい」「キッチンの位置を変えたい」といった間取りの調整や、壁紙・床材の色、設備のグレードなどを自分好みにカスタマイズすることはできません。


暮らし方や家族構成、生活動線が合えば問題ありませんが、「収納が足りない」「ここは少し狭いかも」といった妥協点が出てくることも。
デザインや間取りに強いこだわりがある人は、モデルハウスを購入するのは要検討です。

人気のモデルハウスは抽選販売

モデルハウスは数が限られているうえ、立地や間取り、人気メーカー製など魅力的な物件は人気が高くなります。
そのため、販売時には応募者多数となり、抽選によって購入者が決まることも。


モデルハウスが販売されるタイミングを早めにチェックしたり、複数の候補を検討するなど、事前の情報収集や計画性が大切です。

住宅展示場の場合、移築が必要

モデルハウスのなかでも、住宅展示場に建てられたタイプは「その場に住める」わけではありません。
この場合は、建物を一度解体して、自分の土地に移築する必要があります。


移築には、建築費とは別で解体・輸送・再建築の費用がかかり、思った以上にコストが膨らむことも。
土地も用意しなければならないので、意外と時間もかかります。

モデルハウス見学で何がわかる?

空間の広さや動線が「体感」できる

図面や写真では広く見えても、実際に立ってみると狭く感じたり、その逆もあったりします。
モデルハウスでは、廊下の幅、家具の配置、部屋と部屋のつながり方など、実際の暮らしに近い感覚で確認できるのが大きなポイント。


キッチンから洗面所、リビングまでの移動も歩いてみると、「これなら家事がラクそう」など、リアルな生活動線が見えてきます。

生活のイメージが具体的に浮かぶ

家具や照明、小物までコーディネートされていることが多く、「ここにソファを置いて、家族でテレビを観たい」「このダイニングで朝ごはんを食べたい」といった、具体的な生活シーンが思い浮かびやすくなります。


まだ家づくりのイメージがぼんやりしている人でも、「こんな暮らしがしたい」という理想像がクリアになるきっかけになります。

素材・設備の質感や使い心地を確かめられる

カタログで見るのと、実物を目の前にするのとでは印象がまったく違います。
床材の肌触り、ドアの開閉の重さなど、見たり触れたりすることで、自分に合うかどうかを判断しやすくなります。


例えば、「無垢材の床ってこんなに温かみがあるんだ」とか、「キッチンの高さがちょうどよくて、料理がしやすそう」といったように、モデルハウスを訪れて初めて気がつくポイントが多くあるはずです。

こだわりの軸が見えてくる

ここまで述べてきた要素をまとめると、モデルハウスを見学する一番のメリットは、なんとなく描いていた「理想の家」が、現実的な形に整理されていくことと言えます。


間取りや広さ、内装の雰囲気を実際に見て歩くことで、「これは好き」「これは合わないかも」と、自分や家族の好みやこだわりの軸が見えてきます。


家具が配置されているモデルハウスなら、生活動線や収納の使い勝手などもリアルにイメージできて、「こういう家なら心地よく暮らせそう」と感じられる瞬間も。


また、床の素材や設備の質感など、カタログではわからない細かい違和感に気づけるのも見学ならでは。
どんな家が良いかが定まっていない場合こそ、モデルハウスを訪れてみることをおすすめします。

【北海道・東北・関東】ロゴスホームのモデルハウス

ロゴスホームは、北海道の厳しい気候で培われたノウハウを活かし、ただの家ではなく「安心して永く住める住まい」をつくり続けています。
お客様のご希望に対応できるよう細部まで徹底的にこだわり、「ここにしてよかった」と思っていただける家を提案するのが、私たちロゴスホームの誇りです。


実際にモデルハウスに足を運んでいただくことで、図面や言葉だけでは伝えきれない「空間の心地よさ」や「暮らしのイメージ」を体感していただけます。
住まい選びでお悩みなら、ぜひ一度ご訪問ください。

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まとめ

モデルハウスは、家づくりの第一歩としてとても心強い存在です。
実際に家の中を見ることで、暮らしのイメージが浮かび、自分たちにとって心地よい家の条件が見えてきます。


また、モデルハウス自体を購入できる場合もあり、条件が合えば費用や時間の面でもメリットを感じられるかもしれません。
ロゴスホームでは、北海道・東北・関東にモデルハウスを展開しています。ぜひお越しください。