注文住宅を建てる際、多くの方が悩むポイントの一つが「坪数」です。
家族の人数や生活スタイル、そして予算によって適切な坪数は変わってきます。
では、注文住宅の平均坪数はどのくらいなのでしょうか?また、自分たち家族に合った坪数とは?
この記事では、注文住宅の全国平均坪数や、家族構成別の理想的な広さについて詳しく解説します。
さらに、土地の広さ選びの際に考慮すべきポイントもご紹介。マイホーム購入を検討中の方々に、坪数選びのヒントをお届けします。
土地の面積を表す単位
一坪はどれくらい?何m2?
注文住宅の面積を表す単位として一般的に使われる「坪」。しかし、具体的にどれくらいの広さなのか、イメージしづらい方も多いのではないでしょうか。
1坪は約3.3平方メートル(m2)です。畳の大きさで考えると、ほぼ2畳分に相当します。
例えば、30坪の土地は約100m2、畳に換算すると約60畳分の広さになります。
坪数をm2に換算する簡単な方法は、坪数に3.3をかけることです。
逆にm2から坪数を求める場合は、m2を3.3で割ります。
この換算方法を覚えておくと、不動産情報を見る際に便利でしょう。
参照元:坪と平米の計算方法!早見表で分かりやすく解説|三井のリハウス
延床面積と坪数の違い
注文住宅を検討する際、「延床面積」という言葉をよく目にします。
これは建物の各階の床面積を合計した数値で、一般的にm2で表されます。
一方、「坪数」は敷地面積を表す単位として使われることが多いですが、建物の大きさを示す場合もあります。
注文住宅の広さを正確に把握するには、延床面積と敷地の坪数の両方を確認することが大切です。
マイホームの平均延床面積
地域 | 一住宅あたりの延床面積 |
---|---|
全国平均 | 105.00m2 |
北海道 | 91.23m2 |
全国平均
住宅の延床面積の全国平均は105.00m2です。
ただし、地域や家族構成、生活スタイルによって変わってきますので、あくまで参考値として捉えましょう。
北海道の平均
北海道は地域によって幅広く異なりますが平均して91.23m2です。
注文住宅を建てる際の坪数の選び方
家族構成に応じた坪数
注文住宅の坪数選びでは、家族構成に合わせることが重要です。
国土交通省の「住生活基本計画」では、豊かな住生活のための広さの目安が以下のように示されています。
世帯構成 | 人数 | 推奨延床面積 | 坪数 | 計算式 |
---|---|---|---|---|
二人暮らし世帯 | 2人 | 75m2 | 約22.7坪 | 25m2 × 2人 + 25m2 |
夫婦、子ども2名世帯 | 4人 | 125m2 | 約38坪 | 25m2 × 4人 + 25m2 |
これらの数値は、豊かな生活を送るための基準となる広さです。
実際には、家族の生活スタイルや将来計画によって、より広いスペースが必要になる場合もあります。
例えば、在宅勤務のためのスペースや、子どもの成長に合わせた個室の確保などが考えられる要素です。
注文住宅では、これらの目安を参考にしつつ自分たち家族のニーズに合った広さを選ぶことが大切です。
予算や土地の条件なども踏まえて、総合的に判断しましょう。
生活スタイルと将来の計画
注文住宅の坪数を決める際は、現在の生活スタイルだけでなく、将来の計画も考慮することが大切です。
例えば、子どもの成長に伴う個室の必要性や在宅勤務の可能性、趣味のスペース確保などを検討しましょう。
また、親の介護や二世帯同居の可能性を考えて将来的な改築のしやすさなども考えておくとなお良いでしょう。
ライフステージの変化に柔軟に対応できる間取りや、余裕を持った坪数選びが、長く快適に暮らせる家づくりにつながります。
土地の広さと建ぺい率・容積率
注文住宅を建てる際、土地の広さだけでなく、建ぺい率と容積率にも注意が必要です。
これらの規制は地域によって異なり、建てられる家の大きさに影響するため必ず確認しておきましょう。
用語 | 意味 | 計算式 |
---|---|---|
建ぺい率 | 敷地面積に対する建築面積の割合 | (建築面積 ÷ 敷地面積) × 100 |
容積率 | 敷地面積に対する延べ床面積の割合 | (延べ床面積 ÷ 敷地面積) × 100 |
例えば、建ぺい率60%、容積率200%の地域で100m2の土地がある場合は、以下のようになります。
・建築可能な床面積:最大60m2(1階)
・延べ床面積:最大200m2(複数階合計)
土地選びの際は、これらの規制を確認し、希望の広さの家が建てられるか事前に検討しましょう。
土地を決める際に考慮するポイント
予算を決める
注文住宅の予算を考える際、土地代は全体の30〜40%程度を目安とするのが一般的です。
例えば、総予算4,000万円の場合、土地代は1,200〜1,600万円程度となります。
ただし、地域や立地条件によって土地価格は大きく変動します。都心部では土地代の割合が50%を超えることもあるためです。
予算設定の際は、土地代だけでなく、建築費、外構工事費、諸費用なども考慮しましょう。
また、将来的なメンテナンス費用や固定資産税なども視野に入れた長期的な計画が大切です。
固定資産税かかかる
注文住宅を建てる際、忘れてはならないのが固定資産税です。
これは土地と建物の両方にかかる税金で、毎年支払う必要があります。
固定資産税は、物件の評価額に対して約1.4%(地域により若干異なる)が課税されます。
例えば、土地と建物の評価額合計が3,000万円の場合、年間の固定資産税は約42万円となります。
ただし、新築住宅では一定期間、税金が軽減される制度もあります。
一般的な住宅で3年間、長期優良住宅で5年間、建物部分の固定資産税が2分の1に減額されるため、確認しておきましょう。
土地選びの際は、将来の固定資産税も考慮に入れることが大切です。
庭や駐車場などの外装
注文住宅の魅力の一つは、庭や駐車場などの外構を自由に設計できることです。
しかし、これらのスペースも土地選びの際に考慮する必要があります。
例えば、車2台分の駐車スペースを確保するには約30m2程度が必要です。
庭を広めに取りたい場合は、さらに広い土地が求められます。
北海道で家を買うなら「ロゴスホーム」
北海道では、厳しい冬の気候に対応するため、一般的な坪数よりも少し余裕を持たせた設計が好まれます。
そのため、ご自宅の購入はぜひ、北海道の住宅事情に精通したロゴスホームにお任せください。ロゴスホームは、積雪や寒さ対策を考慮しつつ、各家庭のニーズに合わせた最適な坪数と間取りを提案します。
例えば、玄関まわりに余裕を持たせた設計や、高断熱・高気密技術による暖房効率の高い住宅など、北海道ならではの工夫が特徴です。
また、豊かな自然を活かした開放的な間取りもロゴスホームの強みです。
坪数選びから施工、アフターフォローまで、北海道の気候風土を熟知したロゴスホームなら、理想の住まいづくりをトータルでサポートしてくれるでしょう。
まとめ
注文住宅の坪数選びは、快適な暮らしを実現するための重要な要素です。
全国平均は約38坪ですが、理想の広さは家族構成や生活スタイルによって異なります。
坪数を決める際は、以下のポイントを考慮しましょう。
・家族構成と将来計画
・土地の広さと建ぺい率・容積率
・予算(土地代、建築費、諸経費)
・固定資産税
・外構計画
これらの要素を総合的に検討し、自分たち家族にぴったりの広さを見つけることが大切です。
専門家にも相談しながら、理想の住まいづくりを進めていきましょう。