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書斎は独立した個室でなくても、1~2畳のスペースがあればLDKや寝室などの一角を使って設置できます。
書斎があれば、仕事や学習、家計管理などの専用の環境を整えられます。
快適な書斎をつくるためには、どのようなレイアウトにしたらよいか、悩むところですよね。
今回は、作業効率のよい書斎をつくるために注意したいポイントについて解説します。
おしゃれな書斎の実例も、画像を交えて紹介しますので、ぜひ家づくりの参考にしてみてください。
書斎のレイアウトを考える際のポイント
作業効率のよい書斎をつくるためには、配置や明るさ、収納について考えましょう。
書斎のレイアウトを決める際のポイントは、次の5つです。
● 主に使うデスクと収納の配置を重視する
● 窓の光と照明の位置も意識する
● 作業効率の上がる収納にする
● 隠す収納を取り入れてスッキリした見た目にする
● スタンディング作業も視野に入れる
それぞれ見ていきましょう。
主に使うデスクと収納の配置を重視する
まず、主に使用するデスクと収納の位置を考えましょう。
書斎のレイアウトには、デスクを壁面にくっつける「壁付け型」と、書斎の中央にデスクを置く「アイランド型」の2種類のスタイルがあります。
■壁付け型
デスクや収納棚を壁面にくっつける壁付け型は、ムダなスペースが生まれにくいため、コンパクトな面積を有効活用できるのが特長です。
コンセントにつないだパソコンやスマホのケーブルが、通路の邪魔になる心配もありません。
デスクと収納棚を横に並べるのが難しい場合は、コーナー部分の壁を使うのがおすすめです。
コーナー部分を使えば、L字タイプのデスクを設置したり、デスクと収納棚をL字型に配置したりすることで、スペースをより効率的に使えるでしょう。
目の前が壁なので、余計な情報が入らず集中しやすい環境をつくれます。
窓のある壁にデスクを置けば、外の景色を眺めながら作業できます。
■アイランド型
壁からデスクを離して中央に設置したアイランド型は、さまざまな方向からアクセスできて、書斎内のあらゆる物に手が届きやすい配置です。
壁付け型よりも広いスペースが必要ですが、複数人で対面して作業や打ち合わせをする機会が多い場合には使いやすいでしょう。
目の前に壁がないので圧迫感がなく、開放感を得られるのが特長です。
デスクや棚のレイアウトは、書斎の広さや作業内容、使用する人数、動線などを考慮して決めましょう。
窓の光と照明の位置も意識する
窓からの光や照明の位置も意識しましょう。
書斎では、パソコンで作業したり読書や書き物をしたりする際に、適度な明るさが必要です。
過度な明るさや暗さは目に負担がかかり、作業を妨げる原因になります。
窓がある空間では、強い日差しが手元に入り込まないよう、カーテンやブラインドを取りつけましょう。
室内の明るさが不十分な場合は、デスクライトなどを用意して、手元が適度に明るくなるよう照明を追加する必要があります。
手元を照らす照明にはデスクライト以外にもスポットライトやペンダントライトなど、さまざまなデザインがあるので、空間全体のインテリアに合わせて選びましょう。
「作業中は集中したいけれど、休憩するときはリラックスしたい」といった場合には、調光機能のある照明を選ぶのがおすすめです。
照明の色を切り替えられるので、作業中は自然光に近い昼白色、休憩中はオレンジ色で温かみのある電球色、などのようにシーンに合わせた調整ができます。
作業効率の上がる収納にする
作業効率を上げるためには、必要な物がすぐに取り出せる環境が理想的です。
使用頻度の高い物は、デスク下にワゴンを置いたり壁に棚を取りつけたりして、すぐに手が届く範囲に集めておくと、探す手間が省けます。
引き出しの中がごちゃごちゃして散らかりがちな人には、壁に文具や小物などを収納できるウォールポケットがおすすめです。
細かく仕分けられて、どこに何があるかがわかりやすく取り出しやすいので、作業を妨げません。
収納量を増やしたい場合は、床から天井までの高さがある本棚を取りつけるなど、縦の空間を活用するのも有効です。
壁の上部や机下などのデッドスペースも上手に活かしながら、使用頻度に合わせた収納方法を検討しましょう。
隠す収納を取り入れてスッキリした見た目にする
作業に集中するためには、スッキリとした外観を維持することが重要です。
多くの物が視界に入る状態は、さまざまなことに気を取られて、作業効率も低下してしまいます。
まず、書斎で使用しない物は別の部屋に移動させましょう。
デスク上は作業に使う物以外、収納棚などにしまうよう意識すると、集中しやすくなります。
パソコンやスマホなどのケーブルも雑多な印象になるため、ケーブルクリップやケーブルボックスを使ってまとめましょう。
物を隠す以外にも、書斎内で使うインテリアの色を3色以内に抑えると、統一感が生まれて気が散りにくくなります。
収納は、機能性を高めるだけでなく、スッキリした外観を意識することも作業の効率化につながります。
スタンディング作業も視野に入れる
近年、作業に集中するために注目されているのが、立った状態で使用するスタンディングデスクです。
スタンディングデスクは、イスに座らずに立ったまま使うことで、作業中に眠くなりにくく運動不足や腰痛・肩こりの解消も期待できます。
作業の効率化だけでなく、座りっぱなしによる体への影響が気になる場合にも適したアイテムです。
高さを変えられる昇降式タイプなら、作業内容や気分によって座ったり立ったりと、作業スタイルを切り替えられます。
また、スタンディングデスクはイスを置くスペースが不要な分、場所をとりません。
通常はデスクの奥行きに加えて、イスの出し入れをする広さが必要ですが、スタンディングデスクは天板の奥行きと立つスペースがあれば設置できます。
書斎を省スペースに抑えたい場合は、スタンディングデスクが役立つでしょう。
内観・外観イメージは具体的にお持ちでしょうか?
おしゃれな書斎のレイアウト実例2選【キッチン・ダイニング横】
ここからは、ロゴスホームによる書斎のレイアウト実例を紹介します。
まずは、キッチンやダイニング横に設置した書斎コーナーの実例を見ていきましょう。
家事の合間に使いやすい!キッチン横の書斎
キッチンの横に書斎コーナーを設けた例です。
1~2畳ほどのスペースに、造作カウンターと棚を取りつけています。
キッチンと隣接しているので、家事の合間などのすき間時間にも子どもの様子を見ながら作業できます。
デッドスペースになりがちな壁の上部に、大きめの収納棚を設置しました。
家計簿や子どもの学校関連の書類なども保管できます。 自室がなくても、書斎コーナーを自分好みの空間に仕上げられるので、暮らしにプラスアルファの楽しみが生まれます。
家族がいても集中しやすいダイニング横の書斎
ダイニング横の書斎では、常に家族の気配を感じながら作業できます。
完全に独立した個室より、家族とのコミュニケーションをとりやすい配置です。
3方向の壁に囲まれた空間なので、家族が近くにいても作業に集中しやすい点が特長です。
壁の一部にはガラスが取り入れられているため、室外から適度な光が入り、圧迫感がありません。
造作で取りつけられたデスクは複数人でも座れるサイズで、子どもの勉強も見てあげられます。
内観・外観イメージは具体的にお持ちでしょうか?
おしゃれな書斎のレイアウト実例2選【ホール・階段下】
ホールや廊下の一角、階段下などの空間を活用して書斎コーナーを設けるケースも多くあります。
2階ホールと階段下に設置した書斎の実例を見ていきましょう。
明るく開放感のある2階ホールの書斎
2階ホールに設けられた、2人がけで座れる広々とした書斎コーナーです。
大きな窓から光をたっぷり取りこめるほか、外の景色を眺めてひと息つける開放感のある空間です。
ホールは家族が行き来するスペースですが、カウンターを壁付けすることで集中しやすくなります。
壁には手元を照らす照明や、書籍などが置ける棚が設置され、機能性も備わっています。
特定の人専用の書斎として使う以外にも、誰でも好きなタイミングで自由に使えるスペースとして設置するのもよいでしょう。
階段下のデッドスペースを活用した書斎
階段下のデッドスペースを活用した書斎です。
収納スペースとして使われることの多い階段下ですが、最近では書斎やヌック(※)として使う家も増えています。
コンパクトなサイズが集中しやすく、秘密基地のようなワクワク感もある点が人気です。
大きめの窓が設置されているので、日中は十分な光が入ります。
デスクは市販品よりも造作カウンターのほうがサイズを合わせられるため、スペースをムダなく活かせるでしょう。
壁付けの棚やキャスター付きワゴンなどを設置すれば、収納も確保できます。
※ヌック:隠れ家のような小空間のこと
内観・外観イメージは具体的にお持ちでしょうか?
おしゃれな書斎のレイアウト実例3選【主寝室内】
寝室の一角に書斎を設けるレイアウトも人気です。
寝室内に設置された書斎の実例を3つ紹介します。
間仕切り壁を設けた寝室の書斎コーナー
主寝室に、目線の高さの間仕切り壁を取りつけて設けられた書斎コーナーです。
寝室の書斎は、リビングの生活音が気にならない点がメリットです。
ベッドスペースとデスクの間の間仕切り壁によって、寝室内をゆるやかに分けています。
天井までふさがない間仕切り壁は、間接照明の光を書斎まで届け、デスクライトの光が睡眠を妨げないよう絶妙な役割を果たしています。
間仕切り壁を設置するのが難しい場合は、背の高い収納棚やパーテーションで仕切るのもよいでしょう。
家事スペースとしても使えるWIC横の書斎
寝室内に設置されたウォークインクローゼット横の書斎は、コの字にくぼんだスペースで、書斎の照明が寝室に広がりにくい設計です。
クロスやカウンター、イスをダークカラーにすることで、寝室になじみやすい落ち着いた空間を演出しています。
ウォークインクローゼットに隣接しているので、洗濯物をたたんだりアイロンがけをしたりと、ちょっとした家事スペースとしても活用できます。
室内窓で家族とゆるやかにつながれる半個室の書斎
室内窓のある間仕切り壁で仕切った書斎は、寝室の奥にあっても開放感があります。
室内窓を通して、屋外の光も取りこめるため、十分な明るさを確保できます。
作業に集中しやすい半個室でありながら、室内窓で家族とゆるやかにつながれる点もメリットのひとつです。
大容量の棚はデスクと一体化しているので、手に届く範囲に多くの物を収納できます。
室内窓の透明度を変えれば、より独立性を高められるでしょう。
内観・外観イメージは具体的にお持ちでしょうか?
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内観・外観イメージは具体的にお持ちでしょうか?
まとめ
書斎は独立した個室でなくても、LDKや寝室、階段下などの空間を活用すれば、間取りに取り入れられます。
作業効率のよい書斎をつくるには、アクセスしやすい位置にデスクを配置し、適度な明るさや機能的な収納を確保する必要があります。
家族の様子を見ながら作業したい場合は、間仕切り壁や室内窓を取り入れるのがおすすめです。
書斎の用途や使用する人数、動線などをシミュレーションしたうえで、最適なレイアウトを検討しましょう。
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