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建売住宅を購入するには、どのような流れで進めればいいのか、気になっている方も多いでしょう。条件の良い物件はすぐに買い手が付くため、全体の流れを把握して早めに行動することがポイントです。
そこで今回は、建売住宅を購入する際の流れ5ステップと、購入から入居までの流れ5ステップについて解説します。
建売住宅を購入する際は、不動産の売買契約や住宅ローンの審査などの重要な手続きも必要です。事前に全体の流れを確認して、マイホーム計画をスムーズに進めましょう。
建売住宅購入までの流れ
建売住宅を購入するまでの流れを、5つのステップに分けて解説します。
5つのステップは、次のとおりです。
1.予算を決める
2.物件を探す
3.物件を見学する
4.物件の購入を申し込む
5.住宅ローンの事前審査に申し込む
順に詳しく見ていきましょう。
予算を決める
建売住宅を購入するためには、まず資金計画を立てて予算を決めましょう。住宅ローンを利用する場合は、年収から無理なく返済できる金額を算出します。
返済負担率(年収に対する年間返済額の割合)は手取り年収の20~30%ほどを目安に設定すると、負担なく返済できるでしょう。
物件の購入費用以外にかかる諸費用や税金のほか、子どもの教育費や車の買い替え費用など、将来必要となる支出を考慮したうえで家の購入に使える予算を検討します。
物件を探す
建売住宅の購入にかけられる予算が決まったら、物件探しを始めます。実際に探し始める前に、希望条件に優先順位を付けておきましょう。立地、間取り、設備、デザインなどで「譲れない点」と「妥協できる点」をリストアップしておくと物件選びをスムーズに進められます。
物件を予算と希望条件を軸に、インターネットで探したり不動産会社に依頼したりして、探しましょう。条件の良い物件はすぐに買い手が付いてしまうので、気に入った住宅があれば早めに行動するのがおすすめです。
物件を見学する
写真や図面を見て気になる物件があったら、内覧させてもらいましょう。物件を見学する際は、実際の生活を想像しながら、次の点をチェックしましょう。
・間取り
・広さ
・設備の仕様
・内装・外装
・収納の量
・日当たり など
周辺の交通量や治安、においなども確認しておきましょう。希望条件の優先順位と照らし合わせ、複数の物件を比較するのがおすすめです。気がかりな点や不明点は早めに担当者に質問して疑問を解消しておくと、後悔のないマイホームを購入できるでしょう。
物件の購入を申し込む
購入したい物件が見つかったら、販売会社に申し込みの意思を伝えます。購入の意思を示すために1万~10万円程度の申込証拠金(申込金)を支払うのが一般的です。申込金を支払うことで、ほかの希望者よりも優先的に購入できる可能性が高まります。
購入をキャンセルしても、支払った申込証拠金は全額返還してもらえます。ただし、この時点では購入の意思を伝えただけであり、購入が確定したわけではない点には注意しましょう。
住宅ローンの事前審査に申し込む
物件の購入で住宅ローンを利用する場合は、金融機関が返済能力の有無を判断する審査を通過しなければなりません。住宅ローンの審査には、「事前審査」(仮審査)と「本審査」があり、まず事前審査に申し込む必要があります。
事前審査に申し込む際は、以下の書類を用意しましょう。
・本人確認書類(運転免許証や健康保険証など)
・収入証明書類(源泉徴収票など)
・物件確認書類(物件のチラシや図面など)
内観・外観イメージは具体的にお持ちでしょうか?
建売住宅購入後の流れ
住宅ローンの事前審査を通過したら、建売住宅を購入するための契約へ進みます。ここからは、建売住宅を購入してから入居するまでの流れを、5つのステップに分けて解説します。
5つのステップは、次のとおりです。
1.売買契約を締結する
2.住宅ローンの本審査に申し込む
3.登記申請をする
4.物件の立会い検査で最終チェックをする
5.引き渡し後入居する
それぞれ詳しく見ていきましょう。
売買契約を締結する
建売住宅を購入するには、売買契約を締結します。契約時は、「重要事項説明書」を読み合わせます。不明点があればこのときに質問して、納得してから署名・捺印をしましょう。
売買契約の締結時は、物件価格の5~10%程度の手付金の支払いが必要です。買主の都合で契約を解除すると、基本的には手付金は返金されません。違約金を請求されるケースもあるので、契約内容は慎重に確認しましょう。
住宅ローンの本審査に申し込む
売買契約が成立したら、契約で確定した金額をふまえて住宅ローンを組むための本審査に申し込みましょう。本審査ではより正確に返済能力を判断しますが、事前審査を通過した金融機関であれば基本的に落ちる心配はありません。
一般的に、本審査には7~10日ほどかかります。本審査の通過後、金融機関と金銭消費貸借契約を結ぶと、融資が実行されます。
登記申請をする
建売住宅を購入したあとは、所有権を売主から買主に移す手続きである登記をします。自分でも申請できますが、専門的な知識が必要であるため、司法書士に依頼するのが一般的です。
建売住宅を購入する際に申請が必要なのは、以下の登記です。
・所有権移転登記
・所有権保存登記
・建物表題登記
・抵当権設定登記(住宅ローンを利用時)
登録免許税や司法書士に支払う報酬を含めて、20万~50万円ほどを用意しておきましょう。
物件の立会い検査で最終チェックをする
引き渡しの前に物件の最終チェックをします。この立会い検査では、買主の目で物件に不具合がないか、すみずみまでチェックしましょう。傷や欠陥などを見つけた場合、すぐに指摘して修繕を依頼します。第三者の立場で住宅診断をしてもらえるホームインスペクターなどの専門家に同行してもらう方法もあります。
立会い検査時に、玄関や廊下などの寸法を測っておくと、引っ越しのときに家具や家電をスムーズに搬入できるでしょう。
引き渡し後入居する
立会い検査で不具合があった場合は、引き渡しまでに修繕を完了してもらいましょう。完全に修繕が終わったら、引き渡しを受けます。
引き渡し当日は、売主から家の鍵や設備などの取扱説明書などを受け取り、残代金の支払いをして、引き渡し証に署名・押印をします。水道・電気・ガス・インターネット回線などの開始手続きも、引き渡し日以降に手配しておきましょう。
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建売住宅購入時の注意点
建売住宅を購入する際、後悔しないために注意すべき点は次の3つです。
・契約内容に含まれる範囲を把握しておく
・アフターサービスについて確認する
・現地で周辺環境をチェックする
順に解説します。
契約内容に含まれる範囲を把握しておく
購入した建売住宅に含まれる範囲を、よく確認しておきましょう。同じ建売住宅でも、カーテンレールやエアコン、網戸などが付属した状態で販売される場合もあれば、これらはオプション扱いで別途購入する場合もあります。
追加費用がかかるものがないか、契約内容を事前によくチェックしましょう。
アフターサービスについて確認する
販売会社によって、購入後のアフターサービスや保証内容は大きく異なります。住宅を良い状態で長く維持するためには、定期的な点検やメンテナンスが欠かせません。
無料点検が受けられる期間や無償メンテナンスの有無など、どのくらいのサービスが付帯するのか、複数の会社を比較したうえで検討しましょう。
現地に行って周辺の様子をチェックする
物件そのものだけではなく、建物の周辺環境の様子を確かめておくことも重要です。実際に現地に足を運んで、周辺の治安や交通量、騒音、においなどをチェックしましょう。
時間帯によって変動するケースもあるので、朝・昼・夜など1日に複数回確認しておくと安心です。
地盤の状態や水害、津波などの災害リスクも、国土交通省のハザードマップで確認したり近隣住民の方に聞いたりして把握しておきましょう。
参考:国土交通省「ハザードマップポータルサイト」
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まとめ
建売住宅を購入する際、まずは資金計画を立てたうえで予算を設定し、物件探しを始めましょう。気になる物件があれば内覧し、購入の意思を伝えたあと、住宅ローンの事前審査に申し込みます。審査を通過したら、売買契約の締結となります。
購入したい意思を伝えるときや売買契約を結ぶ際は、申込金や手付金といった現金が必要です。建売住宅の購入時は、全体の流れを確認するとともに現金の支払いがあるポイントをあわせて把握しておきましょう。
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